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では先生、答えお願いします。
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よし、それじゃあ説明しよう。
正解は「波長の長い光のみ散乱されずに残るから」じゃ。波長の長い光とは、赤やオレンジなどの色の光線じゃ。逆に波長の短い光は青や紫などの色の光線じゃ。ここで、なぜ波長の長い光は散乱されず、短い光は散乱するかというと、それは太陽と自分の位置との距離が問題となるのじゃ。昼間は太陽は自分の真上あたりにあり、垂直に大気を通過するため太陽本来の白色光が視界まで入ってくるが、夕方になると太陽光は西のはずれから自分の位置まで、長旅を経ねばならなくなる。
ここで、光の性質として、ある物質に光が当たるとき、その物質の粒子のサイズが光の波長より小さいときはその光は物質を透過し、大きいときは散乱するという性質があるのじゃが、その結果波長の短い青などの光線は長旅の結果大体散乱されてしまい、赤などの波長の長い光線は透過し、我々の眼に入ってくる。こういうわけだったのじゃ。
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なるほど、光の性質って面白いですね。
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そうじゃ。夕焼けだけでなく、光についても下で詳しい説明もあるので、読んでみるとよいぞ。
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先生、どうもありがとうございました。
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うむ、なんにでも疑問を持つことはよいことじゃ。また来るのじゃぞ。 |
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