ゲーム交換日記
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DARK CHRONICLE (2003/05/04) 文責:ウブメ

 ふーむ、お2人の意見を総合すると、昔のゲームの良さというのは、視覚情報にせよ楽しみの与え方にせよ「シンプルさ」が一つのキーワードになっているということでしょうか。「シンプル」であればこそ、ゲームをプレイしていない時の楽しみ(パターンの穀zや情報交換)が増幅されるという効果もそこには含まれているのでしょうね。同じゲームをプレイした者同士の共通体験が重なっていれば重なっているほど、その話題で盛り上がることは間違いないでしょうし。
 
 というわけで、今日の日記は「今時のゲーム」紹介(笑)ということで、クリエイター側からの「この部分で楽しんで欲しい」というのが非常に多岐に渡っているゲーム、ダーククロニクル(PS2)を紹介しようと思います。視覚情報の「シンプルさ」の話はCT氏にお任せするとしましょう。
 
 このゲームは、基本的なジャンル分けで言えばアクションRPGに分類されると思うのですが、「1:武器等(大まかに6種類)を鍛え」たり、「2:発明品を作るために写真を撮れ」たり、「3:ジオラマパーツを集めて町を作れ」たり、「4:魚釣りと簡単なゴルフゲームがプレイでき」たり、「5:釣った魚を育てて魚レースに出場させ」たり、「6:ストーリーを進め」たりと、思いつくままに挙げるだけでも非常に多岐に渡る部分を「楽しんで欲しい」というクリエーター側からのメッセージが聞こえてくるゲームです。
 
 私は結拷ノな人間だと自分でも思うのですが(笑)それでもなお、これらのうち殆どの部分を楽しむことはできないほど、各要素1つ1つを取ってもやり込むことが非常に大変なゲームでした。個人的にはストーリーが気になったので、ストーリーを追いかけることを主眼に他のことは最低限に済ませてプレイしてしまいました。
 
 このゲームは、恐らくほとんどのプレイヤーは、私と同じように全ての要素を楽しみながらプレイすることは出来ないゲームだと思います。ですが、逆に言えばユーザーによって遊びたい部分を選択できる幅を持たせてあるのだ、ということもできると思います。と、ここまで考えた時に、もしかしたらこの「選択性」が昔からゲームをプレイしている我々には気になる部分なのかもな、と思いました。
 
 どういうことかというと、昔のゲームは「シンプル」であったが故に、そこを遊びさえすればそのゲームを【助ェに楽しんだ】という満足感が感じられたのだと思うのです。ところが、ダーククロニクルのようなゲームでは【ああ、あの部分は遊び損ねたな】という不満感が残るのではないでしょうか。それが、昔からのゲームプレイヤーが今のゲームに付いていき辛い原因の一つなのではないかと。(これがFFシリーズにおける私の問いかけに対する答えの一部にはなっているのかもしれません。)
 
 ところで、このダーククロニクルには「きっと、未来の人はいろんなことを忘れてしまうんだ」という名台詞があります。で、かなり無理やりですが(笑)この台詞を見ると、「きっと、今の多くのゲームはいろんなことを忘れてしまっているんだ」という気がしてなりません。「いろんなこと」とは、「昔のゲームの良さ」という形でくくられるものではなく、「ゲームはプレイヤーが遊ぶためのものである」という非常に根本的なことだと思うのですが、どうでしょうか?

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