ゲーム交換日記
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Diplomacy (2003/02/07) 文責:ウブメ

 うーん、私はHistory of the World(以下歴史)は、あまり好きになれませんでしたね〜 カードのドローなどによる乱数の要素が大きすぎる、とかそういうことではなく単に待ち時間の長さが辛過ぎでした。自分のターンが回ってくるまで1時間ほど待っているあの時間が駄目でしたね〜
 
 歴史が好きな人は、他のプレイヤーが何をすべきかを一緒に考えたりして、上手く時間を消化できるみたいなんですが……私はゲームをプレイしている途中で、他のプレイヤーの行動に口を挟むことはゲームを歪めるので、そのような行為は厳に慎むべきだと考えているので、そうするとあまりやることが無かったり(笑)他の人のプレイを見て色々考えられるほどやり込まなかったからかもしれませんけどね。
 
 とはいえ、考えるだけ考えて、きれいに思惑がはまって自分の兵力をうまく盤面に残せた時の感動、というのは同意できるので、今日はそういうゲームとして、Diplomacy(外交)を紹介しようかと思います。ちょっと有名ゲームが続くのもどうかな?とか思ったのですが、次のCTに期待ということで(笑)
 
 有名なゲームなので、結穀mっている人も多いと思いますが、一応簡単にどんなゲームか紹介しておきます。Diplomacyはその名の通り、各プレイヤーが第1次世界大戦下のヨーロッパ列強の外交を担当し、ヨーロッパの覇権を目指す運の要素が全く無いゲームです。このゲームは大まかに3つのフェイズ、つまり外交(交渉)フェイズと移動の宣言を秘密入札する(移動)フェイズ、そしてそれらの移動の結果を公開し解決するフェイズを繰り返してゲームを進めます。
 
 このゲームの最も面白いところは、外交フェイズでしょう。この外交フェイズで好きなプレイヤーと色々な密約を交わすのですが、入札フェイズではこの密約どおりの行動をとらなくても高「ません。つまり、騙してもOKなのですね。しかし、騙しすぎると信じてもらえなくなって、不利になるかも……とか考え始めて嘘をつけなくなる人もいますし、確かにいい話だけど、これは相手側のワナではないか……?と疑心暗鬼に陥る人もいたりと、様々な思惑が交錯して悩むこと請け合いです。
 
 このゲームは、薬部氏やCT氏が言っているアナログゲームの最大の特長−3次元情報−を最大限面白さに変換するための基本手法の1つ−交渉−に焦点を当て、そこを最大限楽しませるために必要最低限にまで簡略化されたシステムを用意していると思います。そのことがこのゲームが一般に高評価を受けている理由ではないでしょうか。
 
 ちなみに、個人的にこのゲームが好きな理由は、このゲームが焦点を当てている「交渉」という要素が、私好みの交渉であるところにあります。私好みの交渉というのは、各プレイヤーの盤面情報を解析する迫ヘや方向性の違いよりもむしろ、プレイヤーの性格自体の方が重視されている(少なくとも私が重視する)交渉のことを指します。
 
 私にとってのDiplomacyは、盤面の勢力関係を把握する迫ヘ、すなわちシステム的な洞察力ももちろん重要なのですが、それよりもプレイヤーの思考の方向性を読み、いかに誘導するか(或いはされるか)の方が重要で、その結果として自分の思惑通りの盤面を作れる(作られる)というゲームです。
 
 (一応ことわっておきますが、そういう思惑を読む、という行為は基本的に不可狽ナ、当たるにしても偶然に過ぎないからやる意味がなく、それよりもシステム的な洞察力を高め、そこから生み出される結論に従うのがBESTの行為である、という考え方をする人を否定する気もありませんし、嫌いでもありません。)
 
 CT氏的に言えば、私は”相手の思考を読むだけ読んで、誘導できる限り誘導し、きれいに思惑がはまって自分の兵力をうまく盤面に残せた時の感動”を味わいたくて、Diplomacyをやっているわけですね。(むしろ上手く誘導された時の方が(相手にその気がたとえ無かったとしても)感動したりするのは秘密です(笑)
 
 外交とは国家間でなされるものだが、それを司っているのはあくまでも「人」である−そういうことを味わえるゲームとして、Diplomacyはとても良いゲームだと思います。

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