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マグナスペクトラ(紫禁城の魔狼)
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(2005/04/12) 文責:ウブメ |
>マグナスペクトラ
これが取り上げられた時点では、私と薬部は召喚直後はチェック状態である、というルールを知らずにプレイしていたわけですが、このルールがあるとなると、ますますSサイズのユニットの重要性が高まりますね。個人的には召喚精霊や弾デッキなどの速攻系のデッキに、精霊神などの防御系デッキがどれ位の確率で持ちこたえられるのかが気になるところです。
このゲームのシステム上、どんな環境であっても常に速攻デッキは組まれることになり、他のデッキを組むときに必ず仮想敵デッキとして想定されるものだと思うからです。今のところ、速攻デッキが強いのかな、という印象ですが、カードの種類が増える次回のエキスパンションでは果たしてどうなるのでしょうね。
… とここまで書いたのが1月29日のことで、今や紫禁海の魔狼というエキスパンションを購入し、様々なデッキを考えては組んで解体して遊び倒している4月12日となってしまいました(汗 自分の番であることをてっきり失念しておりまして、どうも垂オ訳ありません。
というわけで、今回はマグナスペクトラのエキスパンション、紫禁海の魔狼(アナログゲーム)の話、それもゲームバランス的な話をしようと思います。従って今回はデッキ紹介などマグナスペクトラを遊んでいる人以外には、どうでも良い話が含まれることを、前もってお断りしておきます。でもまずは、薬部氏が紹介している「コスト体系」がいかに一般のTCGと異なっているかについて、もう少し説明しておくことにしましょう。
マグナスペクトラというTCG(トレーディング・カードゲーム)は薬部氏も書いている通り、そのタイトルにもなっている「マグナ」という要素が非常に重要な位置を占めているゲームです。TCGでは一般に、手番が来るたびにカードを手札に加えることができて、そのカードごとに書かれたルールに従ってゲームが進められます。この時、多くのTCGではそのカードを無制限に使用することができないように、そしてカードの効果に様々なバリエーションを持たせるために、使用条件としてコスト(対価)を支払わなければならない、というルールが用意されています。
このコストという概念が優れているところは、強い効果を持つカードは大量のコストを支払わなければ使用できないため、簡単には使用できないのに対して、弱い効果を持つカードは使用するのに少量のコストで済むため簡単に使用できる、というように各カードの効果をデザインできるところにあります。このコストという概念のお陰で、TCGという多種多様なカードをデザインする必要があるゲームが製作できていると言っても過言ではないでしょう。
さて、そんなTCGの1つであるマグナスペクトラにもコストが存在します。しかしこのゲームが他のTCGと異なるところは、同じカードでも状況によって使用条件が異なる、というところにあります。このゲームにはターンごとに大きく分けて2つの状況があるのですが、なんとそれぞれの状況によって同じカードでもコストが変化してしまうのです。
この変化するコストを実現するために、マグナスペクトラでは2種類のコストが用意されています。通常のTCGで見られるコストと異なる、このもう一つのコストこそが「マグナ」です。この「マグナ」のルールこそが、このゲームを他のTCGとは一線を画すものにしています。
でも実は、マグナスペクトラの本当に凄いところはコストが2種類ある、というところに留まったわけではないところではないでしょうか。状況に応じて使用するのに必要なコストは変化してしまう一方で、「マグナ」というコストは通常のコストに変換することもできる、というように一方通行のみのコスト同士の変換を可狽ニしているところが、このゲームをとても面白くしていると私は思います。
あくまでも一方通行、ってところがとても素晴らしいと思うのです。一方通行であるがゆえに従来のTCGに無かった新たな面白さ
デッキによってコストの運営方法を変更する楽しさ が加わっていると感じられるのですね。コストの運営方法まで考えながらデッキを組む楽しみは、一度味わうと病み付きです。
コスト同士の変換が両方可狽セと、言うまでも無くこのような面白さは生み出せませんし、逆にコスト同士の変換が不可狽セと複雑になった分の面白さはあっても、このような新たな面白さを加えるのは難しかったと思います。
… さて、長文になってしまったので、ゲームバランスの話は、「1月29日時点の私はSサイズのユニットが大切だと思っていましたが、「マグナ」の扱いが分かってきた今ではデッキ次第でその重要性も変わるのではないかな、と思うようになってきました。」と書くに留めて、この辺りで今回の日記は終えることとしましょう。
PS. 余裕があれば、現在交換日記を書いている人全員が遊んでいるこのゲームのコーナーを、ゆとりWebに作りたいと思っております。その時は皆さんにもご協力頂くことになるかと思いますので、よろしくお願いします。
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